腰椎椎間板ヘルニア
ここでは足の痛みの原因となる病気、腰椎椎間板ヘルニアについて詳しく説明していきます。

足の痛みを起こす代表的な原因が腰椎椎間板ヘルニアです。ヘルニアと聞くと腰痛を思い浮かべる方も多いですが、実は腰痛だけでなく足の痛みを起こす事も多々あります。日本では人口の1%、およそ100万人以上の人が腰椎椎間板ヘルニアを経験していると言われ、長年症状に苦しんでいる方も少なくありません。
足の痛みの原因となる腰椎椎間板ヘルニアとはどんな病気なのでしょうか?


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【腰椎椎間板ヘルニアとは】

まず「ヘルニア」とは「飛び出す」という意味があり、簡単に言えば腰椎の椎間板が飛び出るのがこの病気です。椎間板は中心に髄核、その周りを線維輪で構成されていて、ヘルニアの場合は中の髄核が線維輪にはみ出た状態になります。このはみ出たヘルニア部分が周辺の神経を圧迫して、しびれや痛みなどを引き起こすものです。

【腰椎椎間板ヘルニアの原因】

腰椎椎間板ヘルニアを起こす原因としては、無理な姿勢での腰に負荷がかかる動作や作業(例えば前屈みの状態で地面の重い荷物を持ち上げるなど)、加齢によるもの、遺伝要素などが挙げられます。

【腰椎椎間板ヘルニアの症状】

症状としては、腰痛と臀部痛、左右どちらか片足(場合によっては両足共)にしびれや痛みを感じます。圧迫される神経の範囲によって痛み方や場所は変わってきます。加齢によって徐々に進行したものは症状も段々と悪化し慢性的に進みますが、無理な姿勢などの急性のものは症状も急激に起こり、この場合ぎっくり腰とも呼ばれます。


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【腰椎椎間板ヘルニアの治療】

治療方法としては、大きく分けて保存療法と手術療法の2つの方法があります。

◆保存療法

@薬物療法・・・非ステロイド系の抗炎症剤や鎮痛剤を使用して、炎症や痛みを抑えます。湿布や軟膏などがあります。
A神経ブロック・・・ヘルニア部分の神経にブロック注射を行います。局所麻酔やステロイド薬を注射し、痛みを抑えます。
B理学療法・・・痛みや炎症が強い間は基本的に安静にすることが必要となります。歩行の際には腰を固定するコルセットやベルトを巻いて症状の悪化を防ぎます。症状が落ち着いたあとには、適度な運動によって筋肉の強化や柔軟性を高め、専用の器具によって牽引を行うことなどが行われます。

◆手術療法

保存療法で全く改善されない場合や再発を繰り返して症状が悪化した場合、日常生活に支障を来たすほどの重症化した場合などでは手術による治療を行うケースがあります。背中から切開してヘルニア部分を直接切除してしまう方法(LOVE法)や内視鏡を用いて切除する方法(MED法)、高周波電流で椎間板を焼き固める方法などがあります。


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