ここでは足の痛みの中でもふくらはぎや足裏の痛みの原因となる、こむら返りについて詳しく説明していきます。
急に走った時に足がつる、いわゆるこむら返りを起こした経験はありませんか?何もしていないのにいきなりこむら返りを起こしたという方もいると思います。なぜこむら返りを起こしてしまうのでしょうか?
ふくらはぎや足裏の痛みの原因となるこむら返りについて、詳しく説明していきましょう。
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【こむら返りとは】
こむら返りとは、ふくらはぎや足裏(土踏まずの辺り)の筋肉が異常な緊張を起こして、筋肉が収縮して硬直したままで強い痛みを伴う状態を言います。特に腓腹筋というふくらはぎの筋肉に多く現れ、激しい痛みでしばらく立てなくなるのが特徴的です。冬の寒い時期に多いですが、夏でも脱水症の症状として現れるなど季節を問わず起こり得ます。ちなみにこむら返りの「こむら」とは「ふくらはぎ」のことを指して言うので、厳密には足の裏に起こるものはこむら返りとは呼びません。また、よく肉離れと混同されがちですが、両者は全くの別物です。
【こむら返りの原因】
こむら返りを起こす原因は、単に運動不足や準備運動不足の場合が多いですが、その他にも電解質不足や血行不良などが主な原因です。また、脱水症や糖尿病、肝臓疾患や腎臓疾患など他の病気が起因となって起こることもあります。【こむら返りの症状】
こむら返りの症状としては、ふくらはぎや足裏が固まるような状態になり、激しい痛みや立てなくなるなどの症状を呈します。程度の軽いものであれば一瞬の症状だけですぐに回復しますが、激しいものだと手で足先を持って筋肉を伸ばしてあげないとなかなか回復しないものや、筋繊維の損傷や断裂を起こした肉離れにまで発展することもあります。また、多くがスポーツなど運動時に起こるものですが、安静時や寝ている間など何もしていないのにこむら返りを起こすこともあります。
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【こむら返りの治療】
こむら返りの治療としては、特別な治療が必要なわけではなく、大半が早急な応急処置を施すことですぐに回復します。こむら返りを起こしたふくらはぎの筋肉を伸ばすことで、筋肉の過緊張をほぐしてあげれば大抵はすぐに治まります。激しいものだとなかなか回復しないので、その場合は筋弛緩薬を用いることもあります。また、こむら返りは再発を繰り返しやすいので、運動前はしっかりと準備運動をする、ビタミンやミネラルなどの栄養をしっかり摂るなど、予防をしていくことが重要となります。
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